君に捧ぐ…☆
「ごめんな…苦しかっただろ?」
稜は優しく肩を引きよせてくれた。
まだ疑問はのこる。
「稜は私といるより歩美さんといるほうが楽しい?」
気になってた歩美といるときの稜のあの笑顔…
「真帆といるとドキドキするから…緊張して笑えなかった…けど歩美はいや高山さんは友達だったから緊張しなくて笑えた…」
歩美じゃなくて高山さん
友達だからじゃなくて
友達だったから
稜の言葉は優しくて暖かい
私のことを考えてくれてる…
もう緊張しなくていいから…
あの笑顔を越える笑顔を私に見せて…
泣いている私は何も言えない…
私は歩美さんに嫉妬した。
苦しかった…
でも稜に伝えることでより稜と絆がふかまる。
苦しくない恋なんてないんだ…
そんな事を考える。
稜はそっと涙はふいてくれた。
「真帆といるから…」
「稜…ありがとう」
私達はいろんな事をした。
金持ちが嫌いと稜に言った事
稜に好きって伝えた事
稜って呼びたいって言った事
稜に嫉妬した女の子の事を聞いた事
これからは幸せな事待ってるよね?
そう私は願う…☆