君に捧ぐ…☆
「あっ 私まだ真帆に言ってない事あった!」
消臭スプレーを取り出しながら夏希が言う。
「えっ なに?」
私も取り出す。
「ほら 慶太 歩美さんの事知らないっていったじゃん? あれ知ってたんだって…」
歩美さんの事は夏希にも話した。
「そうだったの!?」
私は聞き返しした。
「うん けど歩美さんの事は稜先輩から直接真帆に言った方がいいからってわざと知らないふりしんだって」
プシュー
フローラルレモンの香りが広がる。
「そうだったんだ…慶太先輩優しいねっ」
プシュー
次にフローラルジャスミンの香りが広がる。
「でしょ?」
笑いながら夏希が言う。
他にも消臭スプレーを使っている人はいて 更衣室はいろんな香りがまじった変な匂いがする。