君に捧ぐ…☆

「大丈夫かな?うちのクラス…」

心配そうに夏希は言う。

「だね…2位かな?」


話していると矢野くんにバトンが回った。

私達のクラスは半分1位をあきらめかけていた。

けど矢野くんの走りでそんな気持ちは無くなった。

「すごい…」

矢野くんは予想以上に速くてどんどん差をちぢめていく。

「修也いけー!!」

えりなちゃんが叫ぶ。

修也っていうのは矢野くん。

もうゴールというとこで
1位のクラスの子と矢野くんが重なった。

そのまま同時にゴール。

「どっちなのかな?」

以外な展開に周りがざわめく。

委員会の人達が審判をしているなか

私達は息をのんだ…


〜ただいまの結果1位…

放送が流れる
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