君に捧ぐ…☆
「おじゃましまーす」
稜の家に来たのは何回目かな?
私は稜の部屋に入りあることに気づく。
「あっ」
稜の部屋の棚にかざってあった稜と歩美さんが写った写真がなくなっていた。
稜…
のけてくれたんだ…
稜の言葉だけじゃない行動に温かみを感じる。
「涼しいねー」
オレンジジュースを飲みながら私は言う。
「外暑いもんねっ」
夏希は言う。
「体育祭も終わったし後はテストだけだなっ」
笑いながら稜は言う。
「テストかあー稜はいいよなー頭いいから」
慶太先輩はうらやましそうに稜を眺めた。
稜が頭いいのは夏休みの課題で充分分かりきった。
「またテスト近づいたら稜の家に勉強しにいこーぜっ」
「賛成ー!!」
慶太先輩の案に私達は賛成する。
「じゃあなっ またテスト時期によろしくっ」
「おぅ 勉強教えてやるよっ」
「バイバイッ」
そう言って稜と別れる。
帰り道私は自分の幸せさを感じた。
親友も彼氏も友情も絆も団結も持っている。
それって幸せな事だなって感じる。
何気ない毎日すらが楽しくてたまらない…
そんな幸せを今ここで私は感じてる。