君に捧ぐ…☆
「えっいいの?」
レジへ向かった稜に私は聞く。
「ほしかったんだろ?」
ニコって稜は言う。
稜…
稜の笑顔は最高だ。
稜が笑ったとこは誰よりもかっこいい。
「ほらっ」
払い終わった稜が私の元へくる。
稜はそっと私の手を掴んでリングを指にはめる。
まるで結婚式の指輪の交換みたいだった。
「ほらっおそろい」
ペアリングだから2つある。
私と稜おそろいのペアリング。
「稜 ありがとっ」
私は稜の充分な優しさをうけとる。
リングをはめた手を空にかざしてみると太陽の光が反射してきらきら輝いていた。
それは私の手だけじゃなくて稜の手にはめられたリングも同じ。
まだリングに書かれた英語はわらなかいけど
稜とおそろいのペアリングをつけるだけで嬉しかった。