愛してるの言葉だけで。
頭と胸をおもいっきり殴られたような、そんな衝撃だった。
胸が痛い。
胸が苦しい。
いっそのこと心臓の動きを止めてくれた方が楽だよ…
嫌い?
幸信は私のこと嫌いなの?
「お前は普通の人を好きになれ。俺なんかを好きになっちゃダメだ…」
「そんなの無…」
「もう…俺達、一緒にいない方がいいな」
え?嫌だよ。
そんなの、絶対に嫌!
「じゃあな…夏希」
「ちょっと待って!!」
私は微笑む幸信の手を咄嗟に掴もうとしたが幸信は姿を消した。