愛してるの言葉だけで。
やばい…
やばいよぉ…
幸せ過ぎてにやけが止まらない。
私は両手で両頬を抑えて幸信に見られないように隠した。
「照れ過ぎ」
「う、うっさい!!幸信が変なことするからじゃんか!」
「キスしただけじゃん」
「馬鹿幸信!」
私は怒って部屋を出た。
本当は、そんなに怒ってないんだけどね。
それでも、さっきのキスは私のファーストキスだった。
幸信がファーストキスを奪ってくれて、本当に良かった。
大好きな人とファーストキスだなんて……女の子の憧れだもん!
嬉し過ぎるに決まってる。
あー!!
本当ににやけが止まらない。