愛してるの言葉だけで。
ずっと輝き続けるって、きっと難しいことなんだろうなぁ…
つくづく思う。
今、私の日々が輝いている青春はいつまでも輝いていられない。
すぐに過ぎ去っていく。
だけど永遠に私の胸の中で思い出として未来永劫、輝いてくれるに違いない。
「じゃじゃーん!実は線香花火がまだ残ってました!」
こうやって、絆が固く結ばれた親友と過ごしたという事実が……
私の胸に刻まれる。
派手な花火と違い、健気な線香花火が私の胸をときめかせた。
「そうえば夏希さ、幸信くんだっけ?上手くいってんの?」
「うん」
私は目の前の小さな光を見つめながら言った。
「多分、今ここにいるよ?」