愛してるの言葉だけで。
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「あ…」
カーテンの隙間から漏れてる日射しが私に当たっていて眩しい。
目が凄く重たい。
今まで見てたのって夢…?
そっか…
夢か…
私、いつの間に寝ちゃってたんだろ…
きっと泣き疲れて寝ちゃったんだ。
淡い期待を胸に部屋中を見回した。
…いない。
「当たり前か…」
重たい体を起こしてカーテンと窓を開けた。
いい天気…
こんなに悲しい気持ちなのに、
世界はなにも変わらないんだ。
時刻は6時19分…
今日、学校行きたくないな…。
どこにも行きたくない。
外に出たくない。
誰にも会いたくない。
…幸信に会いたい。