愛してるの言葉だけで。
「圭兄は姉貴のことを忘れないで生きればいいんだよ!姉貴の死を後悔するんじゃなくて、姉貴の死を克てとして生きて行けばいい!」
洋子を忘れずに…
洋子の死を後悔するんじゃなくて、
洋子の死を克てにして生きる…?
優斗はたいしたやつだ。
俺が欲しかった答えを言いやがった。
俺は人を殴って痛んだ拳を見た。
俺はもう、この拳を人を傷つけるために使わねぇ。
大切な人を守るために、この拳を使う。