愛してるの言葉だけで。
「やっぱり高校生と言ったら、恋愛っしょ?夏希はいい人見つけた?」
「まだ入学もしてないのに…麻子は気が早いよ」
私は合格したってだけで胸がいっぱい。
そりゃあ…確かに、高校生の恋愛には興味あるよ?
マンガみたいなキラキラした恋愛。
キスとか、制服デートとか…
色々憧れることある。
私も、そうゆうの体験していくのかな…
「夏希は甘いね~。入試と合格発表でいい人は目つけとかなきゃ。イケメンはすぐ取られるよ?」
「そう言う麻子はどうなのよ…」
そう言った瞬間に麻子の目は輝きを放ち、私は聞いたことを後悔した。
いや、聞くまでもなかった。
「私が獲物を逃すとでも思ってるわけ?」
「なになに?何の話し?」
そう言ってお待ちかねの花菜が麻子の隣に座った。
いいタイミングでの登場。
花菜のなんとも絶妙なタイミングでの登場に私は心の中で拍手をした。