§君に殺されるなら本望§ 〜Smoke junkie〜






「よっ!杉下くん」



この匂いの原因を作り出しているこの男に声をかけると



なんともめんどくさそうな顔でこちらを見やってから、ふーっ



と、細く口から煙をはいた。




「またてめぇか。」





「またとはなにさ、杉下くん。君こそ、また。ここで煙草吸ってるんだね。」





「ちっ…わりぃか」




「ううん。いいよ。…いや、よくないかな。」




「どっちだ」




「だって、体に悪いからさ。」




「…ほっとけ。」









< 3 / 36 >

この作品をシェア

pagetop