§君に殺されるなら本望§ 〜Smoke junkie〜
「率直に申し上げますと、それは急がなくてもいずれ求まるのでしょう。」
「月並みな答えで申し訳ないのですが、貴女自身の答えはとっくのまえにでているとみえます…。それを、自覚するかしないかは、貴女次第。」
(あたし…次第…)
「ただ、何時も当たり前のように近くにあるものなんて…ないのだと、言っておきましょうかね。」
意味深な言葉をのこした君から
あたしはしばらく目が話せなかった。
「なかなかに眠れなくなるような台詞残すね、」
九鬼島ちゃん
「しかし…、せっかく話して下さったのにこれだけというのも失礼千万…。貴女が答えを見つけるために、何らかのアクションを起こす気があるのなら、いつでも協力しましょう。」
本当、不思議な子。
魔法使いみたい。
というか…魔女?
導かれるようにして
あたしは首を縦にふっていた
「大丈夫、一歩近付くくらいのことですから…というか答えから近づいてくる可能性のほうが高いです。」
「?」
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「金髪くん!?」
「知り合い…ですか?」
「え、いやっははははっ見かけたことくらいだよ…」
お仲間だったんだ!
(俺は知ってるんだけどねぇ…)
「話しとか聞かなくてもだいたい何をしてあげればいいかわかっちゃった」
「エスパー?!」
「さすがですね…」
金髪くんは
ある物と
言葉を託して
「酷い男だけど…根は純粋だから、頑張ってね、」
なんて意味不明なことをいって、ちゃっかりと九鬼島ちゃんの手を引いて去っていった。
「あの!…ありがとう!!」
二人からは微笑みがかえってきた
よーっし!
がんばるぞぉーっ!
(九鬼島ちゃんにしては随分とした強行手段を使ったね)
(彼女はそれくらいしないと…超がつくほどの鈍さ、というより天然ですから。まだまだやることは山積みですよ!)
((君がいうんだね)了〜解)