【完】アイツとウチゎ、、、
…沈黙が続くとふいに電話がプツリと切れた。

あれ?
分かってくれたのかな?
…それなら良かった。

ってあれ?

ふいに手のひらの上に温かい雫が落ちた。

なんで…これで安心出来るのに…涙が、止まらないなんて。。。



すると遠くからバイクの音が。

ぇ、雄獅のバイク…何で?



『珠夏、てめえふざけんな!!俺様をここまで夢中にさせといて捨てるなんて反則だぞ、この野郎!!』

交差点の向こう側から雄獅が叫びながらバイクを走らせてくる。

校門の前にバイクを止めた雄獅は一直線でウチのとこに来た。


そして、近くの壁まで追い込まれた。

ウチは固まってしまった。
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