愛して 私の俺様執事様!!~執事様は秘密がお好き~

「秘宝のことはゆっくり教えるつもりだよ。

キミと二人で。
誰にも邪魔されず。

本当に本当に全てを教えてあげるよ。

でも、そのためにオレも裏付けが欲しい。


どんなことがあっても。
どんなときでも。


キミがオレを信じ。
オレだけを信じ。

オレだけのものになってくれる。


その確約が欲しい」


これ……なに?

告白?

プロポーズ?


「オレだけのものになってくれる?」


オレだけのもの?


求められてるのは私なの?

綾渡なの?


なんなのか……わからない。


私でいいの?
私なの?

私自身なの?


「オレの全てを知っても、キミはオレだけのものになってくれる?」


オレの全てを知っても?

あなたは何を隠してる?
< 136 / 282 >

この作品をシェア

pagetop