君の隣
あの時、少しでも貴方の事を知れたと思っていたあたしが馬鹿みたい。



あの時、目が合うたびに顔を赤くして嬉しがっていたあたしが馬鹿みたい。



あの時、少しずつ貴方の心の中に入ってるんじゃないか…って思ったあたしが馬鹿みたい。



…ううん、馬鹿みたい、じゃなくて…馬鹿だったんだ。



有頂天になってた。自意識過剰になってた。浮かれてた。



あたしは…馬鹿だったんだ。
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