聖霊の宴

光が晴れる。

『大天使の羽衣』を身に纏い、右手には『太陽神の剣』を携え、『タラリア』を履く。

そして新たな力か左手に光る白銀の腕輪。

4つの天界の宝具を身につけたシルク。

その姿はフレアの言う通り聖書などに出てくる天使の様であった。


「良い腕輪だな」

フレアの言葉にシルクは何も答えずに微笑む。

「ほんじゃ、ま、お互い手の内も出したところで再開といこうかい?」

「そうですね」

空間に緊張が広がり、お互いを見つめる。

フレアの口角がわずかに上がるのを見たシルクが、タラリアの瞬速で消える。





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