聖霊の宴
サスケはゆっくりと立ち上がり、その少女を見た。
「貴様は何故私につく?」
少女は冷たく笑うのだった。
「厳冬の大陸のしきたりの様なものでございます。
この世界は弱肉強食。強き者が弱き者を統べる、ごく自然なことと思いませんか?」
少女の放つ冷たい魔力が辺りを凍らせていく。
サスケはふっと笑った。
「『元大陸王』が私の下につくとは滑稽だが。良いだろう。
貴様の力、利用させてもらう」
「はいサスケ様。
このグレイシア、全霊をとしてあなた様の力となりましょう」
サスケの元に募った8人の精霊使い。
その内の1人は、氷の女王グレイシアだった。