聖霊の宴
リンクが真の力、クイーン・ピクシーの幻術でゲインを倒した頃。
ワイズはただ一人で六人の刺客と闘っていた。
「さぁ、ようこそ『春麗の園』へ」
幻術かは分からないが六人の刺客はワイズと共に春風の吹き抜ける緑豊かな地へと飛ばされていた。
「幻術だと?早春の大陸王が幻術を使うなどと聞いたことがないぞ」
「だが極寒の地でこんな景色などあるはずがない。我々は幻術をかけられたと思う間もなくヤツの術中にはめ込まれたというわけだろう」
「無駄話は止めにしないか?僕にはサスケを倒すという使命があるんだ。君たちと遊んでる暇は無いんだよ。誰から来るんだい?僕のお薦めは六人全員で挑んでくることだけどね」
相当な魔力を纏う刺客六人に対して挑発するかのような言動をするワイズ。
嘗められた刺客達の魔力が怒りで膨れ上がる。
『あらあら、皆の魔力強くなっちゃったじゃない。あなた本当にそういうの好きね』
シルフィードの言葉にワイズは笑った。