天才ウマシカブ
「だからぐれてやったであります。」

「せっ先生がぐれてどうするんです・・・か。」

「くっメガネ君のくせに・・・。同類そうなヤツにそう言われるのはムカつくであります。」

「同類じゃないですよ!僕キュンストなんて知らないし・・・。」

「キュンストなんてだと?このメガネ君がぁぁぁーーー」

「ぎゃぁぁぁ!前田先生ーーー!なんで追いかけてくるんですかぁーーー!?」

 ・・・・なんか、銀河が心許すのがわかった気がする。

「おい、2人、追いかけっこしてる場合じゃねぇよ。本題はこの・・ウマシカブ?で、何すんのかって事だろ?」

 おぉ、翔太、いいこと言った!そうだよ、そこだよ問題は!

「はて・・なんでしょう・・・?はっ先ほど教頭先生に渡された手紙に書いてあるかもしれませぬ。」

「見せろ。」

 翔太を先頭にそれを読んでみると、そこにはこう書いてあった

『ふふふ、前田先生・・・引っ掛かりましたね。前からウマシカブの顧問を遣って下さいと言ってましたが・・・・。こうでもしないと生徒の前へ行ってくれませんでしたよね?だから騙したことを許してくださいね?
さて、ウマシカブの活動内容ですが、ただ単に、前田先生の監視の下、高峰梓さんが4人に勉強を教える、ただそれだけです。活動時間は他の生徒たちが部活動をやっている時間です。活動費は学校が全部負担いたします。教材が必要となれば、なんなりと。
もちろん、プライベートなことに関しては使わないでください。
ま、頑張ってください。   以上。』

「えーっと、それじゃあ我輩は必要ないでありますねっ!??じゃあサラバっ」

「おいこら、待て。」

「離してください銀河君!!今日は待ちに待ったキュンストのアニメ第6話なんであります!!帰らねば!!」

「録画してんだろ!?」

「リアルタイムで見ねば!!」

「意味わかんねぇーよっ!!」

「だっていらないじゃないですか!コレ我輩必要でありますか!!?」

「ひっ・・・・必要かな・・・?」

「ほらっ!!」

「いやいや、その前に先生学校来ないといけないでしょう???」

「まっ舞花っち・・・そんな正論を・・・・」

「誰ですかぁ、舞花っちてぇー」

「舞花さんのことであります!」
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