天才ウマシカブ
「あっ!委員長」

「なんですか?先生。」

「あのね、さっきね、教頭先生が、『今日の放課後あれを行うから南校舎の3階の一番右の教室に来い!!』って言ってたわよ。」

「あぁ・・・そうですか。」

「あれってなぁに?私今年からこの学校にいるからわからないのだけど・・」

「何でしょうね?私もわかんないです」

「えー?」



 放課後。

 あーあ。来ちゃった。

 この扉を開けたら、おバカさんたちが4人もいるんだよねぇ?

 あぁ、なんか憂鬱。

  ガラッ

 扉を開けたらそこには黒板とそれに平行に生徒が座る机といすが4つ並んでいた。

 4つ席があるうち、3つには人が座っていた。

 取り合えず黒板の前に立って生徒の顔を見ていた。

 一番窓側に座っているのは男の子。

 その横に女の子。

 1つ空けて一番廊下側に男の子。

 一番窓側の男の子はすごくカッコいい男の子。
 
 今すぐにでもテレビに出れるんじゃないかってぐらいの美少年。

 その横の女の子は、すごく可愛い女の子。

 これもまた、今すぐテレビに出れるんじゃないかってぐらいの美少女。

 一番廊下側の男の子はメガネをかけていて、なんか冴えない感じ。

 めがねを取ったらイケメン!!って感じでもなさそう。

 あと1人はまだ来てないのかな?

「美少女ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 廊下から叫び声。

 校舎が静かだから余計うるさく聞こえる。

 まっ平凡な顔してる私には関係ない人だろう。

「美少女ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 さっきより叫び声が近づいているのは気のせい??

  ガラッ!!

「美少女は!!??」

 さっきの叫び声がこの教室に入ってきた。


 
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