天才ウマシカブ

ウマシカブ集合+1

「なぁ、このメンツで何やんだよ。」

「え、知らないですけど・・。」

「はぁ?テメー、この部活(?)のリーダーじゃねーのかよ?」

「えっ!?そうなんですか!?」

「は?ちげーの?」

 うん。たぶん違う。

「ねぇねぇ、みんな同い年でしょ?敬語使わなくてもいいよねぇー?」

 美少女よ。もうすでに敬語では無くなっているぞ・・?

「「いいよー」」

 取り合えず皆に合わせていいよとは言った。

 でも、本当に同い年?見たことある顔がいないんだけど。

 うぅーん。何組か知るためにも取り合えず自己紹介するとしよう!

「あの、みなさん、自己紹介しない?名前、分からないでしょ?」

「あー。だな。っつてもお前以外はクラス一緒だぜ?」

「え?そうなの?」

「そっそりゃぁそうですよっ!!」
 
 おぉメガネがしゃべった。

「だって僕たち学年の順位下から4人ですよっ?」

 あ、そっか。成績順にクラス分けしてるから、この4人は一緒なのか。

「まっ、改めて自己紹介しとくか。」

「うん!ありがとう!ヤ・・」

「ヤ?」

「なんでもないでーす」

 思わずヤンキー君!って言いそうになった。

「そうか?まっ、いっか。じゃぁ、俺からな。
 俺の名前は黒木銀河。H組だ。
 特徴は・・・金髪?
 皆、銀河って呼んでくれよな!!
 見た目怖くても中身はとぉーーーっても優しいので、みんな仲良くやろーなっ!
 特に舞花ちゃん!!」

 そう言って銀河は美少女を指差してウィンクしていた。

「え!!?あぁうん。よろしくね。」

 ほらー。美少女困ってんじゃーん。

「じゃあ、流れで舞花が自己紹介しマース!私の名前は加藤舞花!H組だよ。
 特徴は・・・いつも違う髪形!
 皆、舞花って呼んでねぇー!」

 名前も可愛いなぁ。声も可愛い!

「じゃあ、俺。名前は内村翔太。H組。
 特徴?特に無い。
 呼び名はー・・なんでもいいよ。
 よろしく。」

 美少年はそういうと、ニコッと笑った。

 ただ、私にはそれが営業スマイルに見える。





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