金持ち家族の執事様は貧乏女子!
「ふうっ。すっきりした」
着替えは無地のものだった。あはは。私は女の子なんだからもっと気を使ってよね!なんて言えるわけない。
そんな口たたけるのは一生やってこないだろう。
と、ルンルン気分(?)の私は家の中の探検&勇平君を探していた。
切った髪はバッグの中のおくにしまいこんだ。
はさみは、よくよく洗って今左手に持っている
「ここ・・・なんだろ」
ピアノの音がした。
すごくきれいな音色・・・
吸い込まれるようにその部屋に近寄っていく私の体。
ドアの隙間からきれいな女の人が見えた