金持ち家族の執事様は貧乏女子!
「かっこいいって・・・」
「あなたのことよー♪男か女かわからなかったけど、かっこいい男の子だったのねー!あたし嬉しいわー。キスしちゃいたいわ」
と、冗談まじりで淡々と喜びを表している。
「あーでも、身長は175ほしかったわ。あなた165くらいじゃない?」
なぜに私の身長を見てどのくらいなのかわかるの!?
すごい人だなー・・・
ぽー と、見とれていると
「あなた、名前は?」
「あた…俺、赤星 楓っていいます」
ふっと笑って横の髪を耳にかけた。
そんな姿も決まっている
「あたしは美佳。ここ、霧橋家の長女で20よ」
20でこんなにも大人っぽいんだ
「大学は行ってないのよー。本当は行きたかったんだけどね、家系がこれじゃない?だから、ここの会社の仕事を手伝っているのよ」
へー、大変なんだな・・・お金持ちも・・・。