金持ち家族の執事様は貧乏女子!


「俺は赤星にぎゅってすると安心する」


「え・・・」



もうあたしは真っ赤になった。

ゆでダコだ。


「だから俺、赤星にだけぎゅってする」



そう言ってまたあたしを抱きしめてきた


その力が強かった。


痛いよ、洸貴君…。


「い、痛いです…」


あたしの首元に洸貴君の吐息がかかる。


思わずあたしは反応してしまった。

「・・・。」


それを感じ取ったのか洸貴君が…
「嫌?」


べ、別に嫌だとは思わない。

なんでだろ・・・


「だ、大丈夫…です」


あたしは今にも消えそうな、か細い声で言った


そしたら突然洸貴君はあたしの首元に顔を埋めた


さらっと気持ちいいさらさらでふわふわな洸貴君の髪

洸貴君のにおいがする…


落ち着くような…



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