闇魔女
「それ、俺と闇魔女しか知らないはずなのに何で知ってるんですか。」
『ん~???
まだ分かんないかな???
アタシが闇魔女。本人なんだから、知ってて当然ッッ!!!!』
ピースしながら言ってみると、案の定ポカンとした間抜け顔を見せてくれる真央。
「嫌々嫌嫌々嫌々嫌嫌々嫌々嫌々嫌々嫌々嫌々………」
嫌って言いすぎだろ!!!!!
本当に面白いやつだなぁ…。
『本当だも~ん☆』
闇魔女口調で言ってみると、真央は本当だということが分かったようで、さっきよりも凄い間抜け顔になった。
「嘘だろ……ちょっと待てよ。
生徒会長の評判って、確か【可愛くて優しい完璧な女の子】だったような??」
『真央君。君はそれをどういう意味で言っているのかな???
ん??』
黒い笑み付きで言う愛海に真央の顔は引きつる。
「(どこが闇なんだとか思ってたけど、それ、腹黒って意味なんじゃ……)」
真央は半ば本気でそう思っていたとか…((汗