闇魔女

『……お節介でもなんでも、その悩み、この闇魔女様がかいけ』

「もう関わるな!!
……うぜぇんだよ…」


闇魔女の言葉を大声で遮り、背を向け真央は立ち去った

『…絶対このアタシが……解決してやるぅうううううッッ!!!!!』


真央が立ち去った後しばらく俯いていた闇魔女だったが、突然ガバッと薄暗くなった空を見上げて拳を握り、高らかに宣言した。


その宣言は叫びにも近かったが。




そして次の日、部活の帰りに中庭を通った生徒から
"生徒会長は秘密で探偵をしているらしい"
という噂が流れたという。





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