アイ ニード ユー
今思えば、この頃の俺は本当に最低だった。





利用出来るか出来ないかでしか、人の価値を判断する事が出来なかった。



自分の事を最強だと思って生きていた。




自分なら、どんな我が侭も許されると。






そう思いながら、くだらない毎日をただ淡々と生きていた。



生きている事がつまらなくて、全てにイラついて、当たり散らした。


本当は、こんな自分思い出したくもない。




でも、ちょうどこの頃だった。







――君に出会ったのは。
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