アイ ニード ユー
この時の俺は、自分に危害を加えたり逆らったりする奴が居た時は、徹底的にボコボコにしないと気が済まないタチだった。



だから、この場合も例外ではなく。



俺はぶつかられた方向を見た。






「だから、しつこいっ」

俺の右側の少し離れた所を早足で歩きながら、女と男が言い合っていた。



内容からして、男が女にしつこくナンパしている様だった。






……コイツか、俺にぶつかったのは。
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