アイ ニード ユー
この時俺は高2で、かなりの不良で有名だった。




ケンカ、万引き、他にも色々やっていた。






でも、誰も俺を怒れねぇし、俺には逆らえねぇ。



何故なら、俺はこの学校の理事長の息子だからだ。


だから、誰も俺を退学には出来ねぇ。



バカみてぇに偉そうにしている親父が心底嫌いだったが、こういう所では中々使えた。







世の中なんか、単純だ。



金と権力と力さえあれば、自由に生きていける。






俺に逆らう奴なんて、居やしない。







17歳の俺は、そう思って毎日を生きていた。
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