大の字で笑う
夜が明けて朝がきた
毎日毎日
夜が明ければ朝がきて
淡々中学生の続きがはじまる

夏が近づいてきてるためポカポカあったかい。
「ポカポカ」とか言ってる時点で僕はロックじゃないな
まぁでも今日も学校だ支度をしなければ。

歯を磨き終わって顔を洗い終わって鏡ごしに自分のキメ顔をしてみた
キメ顔とは自分が一番かっこいいと思う顔だ

その顔をしてる自分はかっこいい。まるで師匠の仲間のような
師匠の横に並んで写真を撮られたっておかしくない気もする

眉間に軽く皺をよせ口を開き下をベーっと出し中指を立てた
しばらくそんな自分を見つめていると いきなり妹が洗面所に入ってきて鏡ごしに僕を見て哀れそうに言った
「何ーきもいー お兄ちゃん気持ち悪いよ。」

「ごめん。」僕は[見られた‥]と恥ずかしくなりそそくさと洗面所を後にし学校へ向かった
< 3 / 16 >

この作品をシェア

pagetop