大の字で笑う
夏と町田
寝て起きてを繰り返していたら夏休み5日前だった
クラスのみんなは旅行に行くだとか水族館に行くだとかサーティワンのアイス全部食べるだとか
盛り上がっていた
ユリエに会った日から僕の妄想日記も鏡の前でやるキメ顔もなんだかやる気がなくなった。
「変わってない」の言葉がいまだにチクチクチクチクしているのだ
「田中雄一っている~?」
でかい声が教室に響き 一瞬静まりかえった
誰かが 窓際に居ます と言わなくてもいいようなことを言いやがって
見知らぬ男が近づいてきた。
「俺さあんたと友だちになりたくてさ 探してたんだけどこの学校クラス多いじゃん?まぁ見つかったからいいけどさ
俺さ町田慶吾ってゆーんだ
よろしくお願いね」
彼はそう言うとスタスタと教室を後にした
あまりにも彼の声がでかかったのか教室のみんなが僕を見ていた。
恥ずかしくて視線を落とすと
[田中へ]と書かれた紙に町田という男の携帯番号とアドレスが書かれていた。
もしかしたら彼は同性愛者で僕のことがタイプなのか‥とか考えたが
何かが変わるかもしれないと僕は紙を制服のポケットに入れ
家に着いたら連絡してみようと思った。
クラスのみんなは旅行に行くだとか水族館に行くだとかサーティワンのアイス全部食べるだとか
盛り上がっていた
ユリエに会った日から僕の妄想日記も鏡の前でやるキメ顔もなんだかやる気がなくなった。
「変わってない」の言葉がいまだにチクチクチクチクしているのだ
「田中雄一っている~?」
でかい声が教室に響き 一瞬静まりかえった
誰かが 窓際に居ます と言わなくてもいいようなことを言いやがって
見知らぬ男が近づいてきた。
「俺さあんたと友だちになりたくてさ 探してたんだけどこの学校クラス多いじゃん?まぁ見つかったからいいけどさ
俺さ町田慶吾ってゆーんだ
よろしくお願いね」
彼はそう言うとスタスタと教室を後にした
あまりにも彼の声がでかかったのか教室のみんなが僕を見ていた。
恥ずかしくて視線を落とすと
[田中へ]と書かれた紙に町田という男の携帯番号とアドレスが書かれていた。
もしかしたら彼は同性愛者で僕のことがタイプなのか‥とか考えたが
何かが変わるかもしれないと僕は紙を制服のポケットに入れ
家に着いたら連絡してみようと思った。