ピエロ
だけど次第に

雅人の声は狂喜すり声に

変わって来た...。

[由紀...?

あひやひやひや

ねえーえ

血がね由紀の白い裸に

滲んでるよおー

あひあひやひいやひや

綺麗、綺麗

これ以上綺麗な由紀なんて

きっといないよね

ひやは

んー]

雅人はムチで叩いた傷口を

舌で舐め始めた...。

由紀は拳を強く握って

ただ下を向いているだけだった...。

舐め終わるとまた

狂った様に雅人は叩き始める

[あひや

由紀いー

ひいひああひあひあ

可愛いすぎー

由紀の血凄く

おいちぃーよ

ねえ全部僕の物だよね

はひあ

ひあははははは

ほら早く泣いちゃえばいいのにー]

雅人はまだ叩き続ける

由紀の血が肌に滲むたびに

奇妙な声をあげる
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