ラジカルギャングズGODFATHER
「へへん! さっき俺の顔見て笑ったんスよ! 好かれてるって証拠だよねー」

「そんなもん当ったりめぇだ、ただの猿じゃねーんだぞ」

「うっわ、愉快じゃないッスね!! 普通もっと喜びません??」

「俺ぁそのテンションについていくので精一杯なんだよ!」


なんて楽しい人なんだろうというのがスバルへの印象である。

次吉は口調がきついが極悪人というわけでもなさそうだし、綺斗も警察を巻くほどの暴走劇をしたが──


3人とも根はいい人たちなのかもしれない、と燈路は思う。


スバルの言うような『隠れ家』とは思えない。
まるで『1つの家庭』のような温かみが、ここにはあった。

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