ラジカルギャングズGODFATHER
突如響いた大声に顔を上げると、出し抜けに生きのいい右ストレートを見舞われて、後方に殴り飛ばされた。
脇で見ていたスバルは、口を押さえて必死に笑いを堪えている。
燈路は後ろに手をついて上体を起こし、もう片方の手で頬をさすった。
すかさず次吉の怒号が降りかかる。
「それでも男か!! てめぇで責任持って潔く出頭しろ!!」
血の味を噛みしめたながら、燈路は情けなさに目を伏せた。
『責任』という2文字は、頬を殴られるより痛い。
今までそれを知らずにきた自分が、
両親を
次吉たちを
マサヨを
みんなを不幸にしている……。
脇で見ていたスバルは、口を押さえて必死に笑いを堪えている。
燈路は後ろに手をついて上体を起こし、もう片方の手で頬をさすった。
すかさず次吉の怒号が降りかかる。
「それでも男か!! てめぇで責任持って潔く出頭しろ!!」
血の味を噛みしめたながら、燈路は情けなさに目を伏せた。
『責任』という2文字は、頬を殴られるより痛い。
今までそれを知らずにきた自分が、
両親を
次吉たちを
マサヨを
みんなを不幸にしている……。