ラジカルギャングズGODFATHER
「この子、分かりますよね。母親はあなただって、警察から聞きました。
拾った時、すぐ警察に届ければ良かったんだろうけど、事情があってできなかったんです。だからせめて、本人を探そうと思って。
──小崎さん、もう一度考え直してくれませんか? 口出しすることじゃないのは分かってるけど、この子の母親は小崎さんだけだから……」
「……私はもうその子の母親じゃありません」
弱った声で小崎は言った。
「だけど……だったら、それなりの理由があるんですよね?」
「ありません」
拾った時、すぐ警察に届ければ良かったんだろうけど、事情があってできなかったんです。だからせめて、本人を探そうと思って。
──小崎さん、もう一度考え直してくれませんか? 口出しすることじゃないのは分かってるけど、この子の母親は小崎さんだけだから……」
「……私はもうその子の母親じゃありません」
弱った声で小崎は言った。
「だけど……だったら、それなりの理由があるんですよね?」
「ありません」