ラジカルギャングズGODFATHER
「小崎さん、あんたが死のうが生きようが、俺らにゃぁどうでもいい。けどな、あんたがガキを捨てたせいで燈路が困る。燈路がここに面倒を持ち込んだおかげで、俺らも困る」

「俺も殺されかけたしな」


壁に寄り掛かっていた綺斗がぼやいた。


「あんたが命を放るのは勝手だが、ガキを捨てるのは別だ。誰かが寝床と餌だけやってりゃ育つってもんじゃねぇだろ。
人間のガキに生まれたからには言葉も話すし、二足で歩くようにもなる。
それを教えてやれるのは……小崎さん、母親のあんたなんだ。
どうしてもできねぇってんなら、どっかに預けることだってできたはずだぞ。それとも何だ? 寒い公園なんかに放っといて死なせるつもりだったのか?」

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