ラジカルギャングズGODFATHER
「今日、新しい父親になる奴が来る。俺ももう子供じゃない、家を出る時が来る、母さんが幸せなら誰といたって構わない、俺には仲良くできる自信がある──そう思ってた。……だからこそ、怖かった」
「え……?」
「俺と梶山さんとは、本当に他人になってしまう。絆ってやつが、糸みたいにプツンと切れて、消えてなくなるような気がして……。
そう考えたら、言わずにはいられなかった」
ふと、綺斗は夜空を見上げた。
夜の底から真っ直ぐに降り注いでくる、純白の結晶。
つられて燈路も見上げるが、すぐに目を伏せた綺斗に気付いて、視線を戻す。
「え……?」
「俺と梶山さんとは、本当に他人になってしまう。絆ってやつが、糸みたいにプツンと切れて、消えてなくなるような気がして……。
そう考えたら、言わずにはいられなかった」
ふと、綺斗は夜空を見上げた。
夜の底から真っ直ぐに降り注いでくる、純白の結晶。
つられて燈路も見上げるが、すぐに目を伏せた綺斗に気付いて、視線を戻す。