甘い恋
「っで、 何て返事したの?」
「あたし、男の人苦手だから ごめんなさいって…」
その後、その人は何も言わずに帰ってっいったんだっけ。
あっ…?
もっ…もしかして…
…その人が春希?
いや まさかね…
そんなことあるわけな…
「もしかしたら そいつが春希かもね。」
ゆきは綺麗な茶色い髪を
サラっと触りながら
自信ありげにそう言う。
って やっぱりゆきも
そう思う?!
「でも 変わりすぎてるよ…」
「う~ん…もし そうだとしたら 何のために?」
「復…讐?」
「いやぁ~!そんなこと言わないでよ…。」
「まぁ、とにかく行ってみない事にはわからないよ!」
ゆきはそう言うと
あたしの肩をポンッとおした。
「じゃあ、行って来る…」
「行ってらっしゃい!がんばってね!」
ゆきは笑顔で手を振っていた。