For You ‐この想い君へ‐
「えっとお姉ちゃんの彼氏なんですか?」
(ちょっ…由佳!)
「うん。そうだよ」
「家で自分だけに扇風機当てて、ダラダラアイスばっかり食べてるこの人が彼女でいいんですか?」
由佳は平然とした顔で松永にそんな質問する
「ちょっ…!バカ!何言うのよ!」
(何を言い出すのこの人は!)
「アハハ!なんかお前の妹って感じだな!」
松永はそう言って笑い出した
「もう由佳!何しに来たのか知らないけどもう家に戻ってよ!」
あたしは家の中に背中を押して戻そうとする