For You ‐この想い君へ‐


「えっと1年のとき隣のクラスの人だよ。クラスの係一緒だったからちょっと交流があったの」


「ふーん。他にもあるだろ」


松永は即座に鋭い質問をしてきた


(なんで分かるのぉ~…)


「いや、ないよ?」


「お前が嘘つくときは耳を触る」


(げ…つ、つい癖で)


触っていた自分の耳をパッと離した


松永を見ると何も言わずこっちを見つめている


「私に告白してくれた人でございます…」


あたしは下を向きながら言った


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