For You ‐この想い君へ‐
あたしはため息をつき一口クレープを食べた
「俺以外そんなこと思う奴なんていねぇ」
(え…)
松永は今あたしの顔は見ずよそを向いている
「えー…と?」
あたしは松永の顔を覗き込む
「…俺以外そんなこと思っちゃいけないの!つかお前可愛いすぎんだよ!浴衣の時は!」
「ゆ…浴衣の時はってどうなの!」
「褒めてんだから素直に受け取れっつーの!」
松永の顔はほんのり赤くなっていた