For You ‐この想い君へ‐


松永は電話を切り、携帯をポケットへとまた戻した


「今日のご飯はカレーだから早く帰ってきなさいって?」


「ちげーよ!あのー…さ、」


松永は急に少し落ち着きをなくし始めた


「…今日、家誰もいないから…友達でも泊まらせればって」


(え!)

それってもしかしてあたしを誘ってる…?


「どうする」

そう言ってあたしを無表情で見つめる松永


(な…どうするって…)

あたしが松永の家に泊まるってこと?
それも二人っきりで!?


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