For You ‐この想い君へ‐


「あの時はお前のために乗ったんだからな」


「ん?どういう意味?」


「絶対暗いの嫌いそうだったから、俺がついててやったんだよ。さりげなく後ろに乗る形で」


(知らなかった…)


「じゃあせめて替わってほしかったな~そこまでの優しさはなかったんだね」


「いい加減お前は俺の優しさを素直に受け取ってくれ」


(し、しまった…またやっちゃった…)


思うよりも口が先に出てしまう…
ダメだ…あたし


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