For You ‐この想い君へ‐


運転席の人は勢いよくこぎはじめた…


「これ何?」


「秘密!」


(秘密って言っても…見え見えなんだけど…これ…寿司じゃん!)


「はい。どうぞ」


そして松永の家に着き、手慣れた様子でカギを開けた

「お邪魔しまーす…」


松永は電気とテレビの電源をつけ始めた


「今…7時過ぎか。ちょうどいいな」


「えっなにが!」


「晩飯がだよ。何想像してんの?」


松永は苦笑いしながら買ってきたものを中から出す


(な、なんか…変に力が入っちゃうな…)


着く前より胸がドキドキしてる


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