For You ‐この想い君へ‐


「本当にサッカーしてたんっ…」


「おっ」


あたしが勢いよく振り向いた瞬間、何かにつまづいた感触があった


「バーカ」


するとあたしの目の前には松永の顔がすぐそこにあった


(ち、近っ…!)


松永があたしの体を腕で受け止めてくれた


「あ、ごめん…!」


あたしはとっさに体勢を整えた

しかし松永はあたしの肩を持ったまま、目線を離さない


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