For You ‐この想い君へ‐


「あの時はありがとうねー」


「いやいや、こちらこそ浴衣着付けてもらっちゃって。すごいですよね着付けられるなんて」


「お母さんが着付けしてるから、ちょっとね。見よう見真似で」


美和さんは少し苦笑いしながら言う


(見よう見真似でできるのがすごい…)


ピピピッ


「あ、体温計…」


鳴った体温計は37.5℃をさしていた


「う~ん。まあまあ熱あるわね」


先生は体温計を覗き込んできた


「じゃあ二人ベットで横になりましょうか」


そしてそう言われあたしはベットの中に入った


(美和さん大丈夫かな…顔色悪かったけど)


< 198 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop