For You ‐この想い君へ‐


「別にあたしはなんでもいいんだけど」


(ん…?)


「まあ分からないよな。高校初めての文化祭だし」


「…そうなんだよねー…」


嫌な視線があたしの顔にウザイほど感じる…

(うっ…)


松永がこっちを見てニヤニヤしている


あれからあたしが和紀くんと話すたび、松永はその光景をにやけながら見てくるようになった


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