For You ‐この想い君へ‐
屋上は生徒がちらほらいるぐらいで、多いとは言えない人数ぐらいだった
「意外と少ないね」
「みんなそこまで屋上に興味ないのかな」
しかしまあ屋上は屋根がないから今日みたいな晴れの日は、日がよく当たる…
「ねぇあれ晴香じゃない?」
亜希がふと指を差す
その先を見ると一人で音楽を聴いている晴香の姿がいた
(晴香だ…こんなところで…それも一人で)
あたし達の足は晴香のもとに動いていく