For You ‐この想い君へ‐


晴香はあたし達とクラスを離れてから
友達が出来ずにいるとため息混じりで話した


なんで?って聞くと「こっちが聞きたい」そう答えた


晴香のクラスの女子はすでにそれぞれグループが出来ていて、あたし達と離れた晴香は自然に一人になったという


「何でそれをあたし達に言わないの?」


「あたしが馴染めないって言ったら絶対二人笑うもん」


「はぁ!?そんなことで!?」


「そんな問題を笑う方がおかしいって!」


「アハハっ!そうだよね!思えばそうだよね…」


笑いながら言う晴香の目から涙が流れていた


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